企業分析(オリックス)

企業分析シリーズ、続きましてはオリックスを紹介します。

オリックスとは?

オリックスグループの概要
オリックスグループは、1964年にリース事業からスタートした日本発の大手金融サービスグループです。現在は以下のように多角的な事業展開を行っています。
• 法人金融
• 産業/ICT機器
• 環境エネルギー
• 自動車関連
• 不動産関連
• 事業投資・コンセッション
• 銀行
• 生命保険 など
本社は東京都港区浜松町にあり、グループ全体で世界31か国・地域に拠点を持つグローバル企業です。

結構、幅広い分野を展開しています。

オリックスと聞いて、まず何が浮かびやすいかな?と考えますと、

オリックスレンタカーですかね?

レンタカー屋さんは、トヨタレンタカーや日産レンタカーなどの自動車会社系列のところと、

ニッポンレンタカーなどの独立系なものに分けられますが、オリックスレンタカーは後者になりますね。

全国各地に拠点があり、結構低価格なイメージです。

あとは、プロ野球の球団、オリックス・バッファローズ。2021年~2023年の間はリーグ3連覇を果たしました。

また、山本由伸や吉田正尚など、今メジャーリーグの第一線で活躍している選手を輩出したのもこの球団です。

2024年はくしくも優勝することは出来ませんでしたが、来年はどうなるのか?また新戦力と新監督でのぞむシリーズが見物です。

あとは、特にオリックスグループが活躍する分野について紹介します。

■ 不動産関連事業

オリックスは不動産開発・運用において、開発・投資・管理まで一貫して手掛ける総合不動産会社的な側面を持っています。

オフィスビル・商業施設・物流施設の開発・運営  都市部での大型複合施設の開発や、物流施設の建設・賃貸を行っています。

例:大阪の「オリックス本町ビル」や「クロスゲート金沢」など。

ホテル・旅館の運営  「クロスホテル」「ホテルJALシティ」などのホテルブランドを展開し、観光需要に応えています。

不動産ファンド・REIT  不動産投資信託(J-REIT)や私募ファンドを運営しており、機関投資家や個人投資家向けの不動産投資商品も提供しています。

■ エネルギー・環境関連事業

環境意識の高まりを背景に、オリックスは再生可能エネルギーや省エネ関連事業に注力しています。

太陽光・風力・地熱発電  日本国内を中心に、太陽光発電所や風力発電所の運営を多数行っています。

ESCO(エネルギーサービス)事業  企業や施設のエネルギー消費を分析し、コスト削減・環境負荷軽減を提案・実行するサービスを提供。

バイオマス発電や蓄電池関連の取り組みもあり、次世代エネルギーの開発にも力を入れています。

■ 海外事業

オリックスは、早くから海外進出を進め、現在ではアジア・北米・欧州・オセアニアなど広範囲に事業を展開しています。

北米:不動産、事業投資、リース事業を展開。アメリカでは「ORIX USA Corporation」を通じて投資銀行的な役割も果たしています。

アジア:インド、ベトナム、フィリピンなどでリースやインフラ投資、再エネ事業を実施。

欧州・中南米:比較的新しい展開地域で、投資案件や新たな成長機会の開拓を進行中。

これだけ、幅広い事業をやっていて、プロ野球球団をもっていて、知名度が高い企業もなかなかないと考えます。