企業分析(日本たばこ産業、JT)(歴史より)

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企業分析初回は、

日本たばこ産業(JT)になります!

JTって?よく聞くけどどんな会社?

日本たばこ産業っていうくらいだからたばこ売ってる会社だよね?

まあ、子どもとかには良くない会社かな?

何となく、漠然とそういうイメージがある会社になりますかね?

実際は確かにたばこ事業が中心となっています。

現に、JTは海外のたばこ会社を積極的に買収しています。

それは、将来国内のたばこ事業が伸び悩むのを考えて先に手を打っているといった形です。

ここで、これまでの日本たばこ産業(JT)の

歴史について振り返っていきます。

歴史は振り返りますと、1898年から始まります。

・1898年 日本専売局が始まりです。

もともとは大蔵省(現在の財務省)が所管でした。

・1949年に日本専売公社となり、

日本専売公社のマーク

これが三公社(日本電電公社→NTT、日本国有鉄道→JR、日本専売公社→JT・塩事業センター)

と言われました。

日本電電公社のマーク
塩事業センターのマーク

また、五現業に関しては別の機会に取り上げます。

で、専売公社としてずっとやっていくわけですが、1980年代にこの三公社に対する見直しが行われていくこととなり、

1985年4月に日本たばこ産業株式会社が設立。

JTが導入する前の
日本たばこ産業のマーク

また、1988年にJT(コミュニケーション・ネーム)を導入しました。

コミュニケーション・ネームとは簡単にいえば愛称を思ってもらえば大丈夫です。

なので、JTの名前の方が全体的に浸透していると思います。

JTのマーク

また、民営化したため、

1994年~2013年に渡って、

4回政府保有株式の売り出しを行っていて、政府の保有株式は33.3%にまで下がっています。

また、1997年にこれまで塩も専売制度で販売していましたが廃止、塩事業センターに移行しました。

1998年にはジャパンビバレッジを買収し、自販機での飲料事業を組み込みました。

ジャパンビバレッジのマーク

また同年に鳥居薬品も買収したことで医薬事業にも乗り出しました。

また、1996年には華原朋美がヒューヒューのCMでも話題になった桃の天然水。

桃の天然水

サントリーに移管されてからも、2017年に桃の天然水スパークリングが売られるまで約20年続きました。

桃の天然水スパークリング

また、2000年からキーコーヒーと共同でRootsという缶コーヒーを販売していました。

初期のRoots製品。

昔よく、Roots アロマブラックをよく飲んでいたことを思い出します…

Roots アロマブラック

これも、2015年にサントリーに移管して最終的には2020年までRoots アロマブラックだけ売られていましたが、缶コーヒーのBOSSと統合されてブランドは無くなりました…

2005年にはマールボロのライセンス契約が終了して、この後はフィリップモリス社からの販売となります。

マールボロ(たばこ)

マールボロはよくF1のスポンサーになっていたイメージが強いですね。

F1のスポンサーに入っている
マールボロ

2007年にはギャラハー社を買収することで、ロシアなどの国際事業が拡大しました(他にも様々な海外たばこ会社を買収して海外のたばこ売上比率を向上させている)

2008年には、(株)加ト吉を買収しました。

加ト吉はもともと、冷凍食品事業が強く、冷凍讃岐うどんとかが有名な会社でした。

加ト吉と子会社の
富士食品工業のロゴ

2010年には(株)加ト吉をテーブルマーク(株)に社名変更しました。

テーブルマークのロゴ

2013年2月はたばこのマイルドセブンがメビウスに名称変更しました。

マイルドセブンとメビウス

これは、ヨーロッパがたばこに「マイルド」や「ライト」という表現は他の製品を比べて健康に害がないのではないかと誤解を産むために禁止されるようににり、これに倣って名称変更したのが大きいと考えます。

これが、JTが国際化に向かっているというのがよく分かります。既存の名前の通ったブランドを廃止するのはリスクがありますが思い切ったブランド変更に舵をきっていったところに、海外たばこ事業で伸びていくという気概を感じます。

2016年には、加熱式たばこのプルームテックを販売しました(現在は販売終了)。

プルームテック

この加熱式たばこで有名なのは、iQOS(フィリップ・モリス)ですね。

iQOS(アイコス)

なかなか、競合が多く、2021年にはPloom Xを発売。こちらは好調のようです。

以上がざっとした日本たばこ産業(JT)の歴史でした。

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