企業分析(JT・日本たばこ産業)のIR情報

JTの第3弾です。

それでは、JTの株価や売上高などはどうなっているのか?

今回は、IRBankを出典として、ここ直近のJTの業績について追っていきます。

2010年~2011年に売上高が極端に下がっていますが、これはたばこ税の改定が大きな要因です。

このときは、東日本大震災もありましたが、その後の売上高の推移からしても、たばこ税の改定が大きいようです。

営業利益も、ここ数年安定して5000~6000億と安定した利益を出し続けています。

純利益も、3000~4000億とこちらも安定しています。

ここでいうEPSとは、1株あたりの純利益となり、1株に対して、企業がどれだけのお金を稼ぐことができているかの指標となっています。

こうみると、JTはここに関しては山あり谷ありといったことにありますが、ここ数年は伸びてきていますね。2024年は現状維持といったところでしょうか?

ここでいうROEとは、自己資本利益比率で

投資家がどれだけ利益を上げているかの数値であり、これが高ければ経営効率が良いとされています。

約10%台といったところでしょうか?

企業は一般的にROEが10%を超えると良い企業とされていますので、JTはそれを満たしているといえます。

総資産としては、現在7兆円となっています。

もともと、国営企業だったこともあり、資産としては困ることはありません。

現金等は、現金及びそれと同等のものを指します。

過去の実績からしても、ひたすら積み上げて現在では1兆円程の規模になっています。

そして、こちらが配当金の推移です(1株での)

順調に推移しています。2021年の配当金はコロナ禍の影響で減配しています。今年は現状維持で推移して、194円です。

また、JTの株主通信 2024年中間(1~6月)でも確認することができます。

売上高や、営業利益でも前期比と比較しても伸びています。

配当金も堅実に伸びています。

たばこは、これから日本の市場としては、少子高齢化や禁煙へ向かっていっているので伸びないかもしれませんが、海外のたばこ会社買収などで商圏は広いし、医薬品事業や食品事業もありますので、伸びていくと考えています。

順当に配当金も波はあるものの、増えているので、長期的投資にも適した企業ではないかとみています。

また、JTについて新たな情報等ありましたら更新していきますのでよろしくお願いします。